大雨や台風の風水害に備えるため、令和7年5月25日(日曜日)午前9時から11時にかけて、宮根小学校において「千種区総合水防訓練」が実施されました。
本訓練では、宮根学区の各町内会・自治会による「避難・避難誘導訓練」や、千種区の全15消防団による「土のう作成・ボート搬送・冠水時歩行訓練」が行われました。
当日は約120名の宮根学区地域住民の方が訓練に参加され、さらに千種区役所・消防(消防団)・警察・災害ボランティアといった関係部署を含めると、約350名の規模で実施されました。
当日は本番さながらに、宮根小学校の体育館に避難する訓練が行われ、宮根学区の各町内会・自治会の皆さんが、グループを組んで実際に避難されました。
避難場所では、自主防災会による受付の設営・運営、避難者の報告・班分けが行われました。
今回は運営・避難者合わせて、約120名の参加者によって自主防災会が組織され、防災に対する意識の向上が図れた事と思います。
宮根小学校のプールでは、千種消防署協力のもと、千種区の消防団による「ボート搬送訓練」が行われました。
水害時を想定し、消防団員が曳航するエアボートに避難者が実際に乗船する訓練を行いました。
宮根学区からは宮根消防団も参加し、ウェーダー(ゴム長)装備でプールに入り、ボート搬送を実施しました。
なお宮根消防団には、水害時に備えてエアボートが配備されています。
またプールの浅瀬では、避難者にもウェーダー(ゴム長)を着用してもらい、水害時を想定した「冠水時歩行訓練」が行われました。
水の中を歩く際は、思っている以上に水の抵抗を受け、非常に重さを感じさせられます。
実際に水中歩行を体験するのは、貴重な体験になりました。
宮根小学校のグラウンドでは、千種区の消防団によって、水害時に水をせき止める為に使用する土のうを作成する「土のう作成訓練」が、行われました。
作成された土のうは、マンホールから水が溢れ出したのを想定し、マンホール(蓋)の周りに積み上げられました。
非常時に備えて日頃から地元の消防団が訓練を実施しているさまは、とても心強いものです。